花の巻 2 [アート・文化]
幽霊
蝉がジッと鳴いて
闇の中に飛んで消えた
猫の舌でなめられるような
風が吹いて
しだれ柳が揺れる
舞台の準備は
整った
死はためらいながらも
髪の長い女になった
女は月経の血で
遺書をしたため
湖に身を投げた
遺書を読んだ男は
湖に身を投げ
後追い自殺を図った
男は死んだが
女は助かった
幽霊が出るのは
その後の話だ
2007-09-09 14:26
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幽霊
蝉がジッと鳴いて
闇の中に飛んで消えた
猫の舌でなめられるような
風が吹いて
しだれ柳が揺れる
舞台の準備は
整った
死はためらいながらも
髪の長い女になった
女は月経の血で
遺書をしたため
湖に身を投げた
遺書を読んだ男は
湖に身を投げ
後追い自殺を図った
男は死んだが
女は助かった
幽霊が出るのは
その後の話だ
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