鳥の巻 4 [アート・文化]
象徴としての鳥
地球のはずれの
南の島の鳥は
昼間は大空を滑空し
暗くなると地上に舞いおりて
生まれたての人間の
赤ん坊を捕えて食べるという
地球のはずれの
南の島の住人は
言葉を武器に
思考をめぐらして
象徴としての鳥と戦うが
勝った例が無いという
地球のはずれの
南の島の人間が
卵を産むようになり
産卵期の鳥の巣をねらって
托卵するようになってから
人間は平和の象徴になったという
地球のはずれの
南の島がどこにあるのか
この荒唐無稽な話を
信じることができるならば
人間が平和の象徴になったのは
分かり切った話ではないか
2008-09-04 04:41
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