花の巻 １０

　　　　　　

　　花の国　　　　　　　　　

花の国の花は

植物として

次の世代を作り出すために

花を咲かせます

花の国の花を

人が美しいと感じるのは

花の国が

平和だからです

蝶が自分の好みの

蜜の花を知っているのは

人の心が

美しいからです

「お早うございます」

花に挨拶してから

人は働きます

「今晩は」

「お疲れ様です」

人に挨拶してから

花は休みます

「お休みなさい」

花の国の人は

人間として

次の世代に残すために

花を咲かせます

コメント 6

花の国を日本に置き換えると先の総理が言った、「美しい国」になりますね。最近の日本は少々人の心が渇いているようですが、いつまでもこの花の国のような人たちであって欲しいものです。(*^^)v
by kazu (2008-05-04 11:43) 

kazuさん
あなたのコメントで、「花の国」が自立しました。ありがとうございます。この詩が独り歩きして、巣立っていってくれたら、作者冥利に尽きます。これからもよろしくお願いします。
by 豊さん (2008-05-04 18:54) 

とつぜん、お邪魔してすみません。

素敵な詩ですね！

それでは、また遊びに来ます。

けいいちろうでした。
by けいいちろうです (2008-05-21 08:24) 

けいいちろうさん
ご訪問ありがとうございます。
また遊びに来てください。お待ちしています。
by 豊崎義明の豊さん (2008-05-21 13:41) 

豊さん　　こんばんわ
私は自分のことを理屈っぽい人間だなぁ・・・と思うことが
しょっちゅうあるのですが、豊さんの詩を読んでいると
面倒なことは何も考えたくなくなるんです
ただ好きなんです
私は豊さんの詩が好きです
by bonbon (2008-05-31 01:47) 

bonbonさん

「ただ好きなんです」、と自分の詩が人から言われたのは初めてです。
「花の国」の花も人も喜んでいることでしょう。
ありがとうございます。
by 豊さん (2008-05-31 04:56)